【アイルランドT】同年のマイル重賞実績がカギ 東大HCの本命はラヴァンダ
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【アイルランドT】同年のマイル重賞実績がカギ 東大HCの本命はラヴァンダ

19時間前
東大ホースメンクラブ
アイルランドTのプラスデータ,ⒸSPAIA

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エリザベス女王杯に向けた前哨戦

11日、東京競馬場でGⅡ・アイルランドTが行われる。ヴィクトリアマイル上位のカムニャックやクイーンズウォーク、昨年の勝ち馬ラヴァンダ、同コースの府中牝馬Sを連覇したセキトバイーストなど、16頭が出走予定だ。

エリザベス女王杯を目指す馬がしのぎを削る重要な前哨戦。果たして今年制するのはどの馬か。過去10年のデータ (※24年までは「府中牝馬S」として施行)から検討する。

1600m実績重視、ただしヴィクトリアマイル組は取扱注意

アイルランドTの好走データ成績,ⒸSPAIA


<アイルランドT 好走データ>
上がり3ハロン3位以内【8-7-4-13】勝率25.0%/連対率46.9%/複勝率59.4%
同年東京新聞杯で3着以内【1-2-1-2】勝率16.7%/連対率50.0%/複勝率66.7%
同年阪神牝馬Sで3着以内【1-1-4-6】勝率8.3%/連対率16.7%/複勝率50.0%

まずこのレースの脚質別成績を見ると、逃げ【2-0-0-9】複勝率18.2%、先行【2-3-1-24】同20.0%、差し【2-6-7-47】同24.2%、追込【4-1-2-28】同20.0%と差がない。3番人気以内に絞ると先行【1-1-1-7】複勝率30.0%に対して、差し【1-3-3-7】、追込【1-0-1-2】ともに複勝率50.0%で、むしろ後方有利の傾向すらある。これは同コース開催ながら先行有利の毎日王冠や、(6月の)府中牝馬Sとは異なる傾向だ。

その分、上がり3ハロン順位が着順に直結しやすい。上がり3位以内が【8-7-4-13】複勝率59.4%、4位以下が【2-3-6-94】同10.5%と大差がついている。

これを踏まえて過去戦績別のデータを確認する。同年の芝重賞で3着以内がある馬は【6-7-7-46】複勝率30.3%だが、その際の上がりが2位以内なら【5-3-3-15】同42.3%。該当馬がいなかった22年、1頭だけだった24年以外は好走馬が出ている。今年はウイントワイライト、カムニャックが該当する。

また、(上がりは問わず)好走した重賞の距離別で分けると、1600m組の【3-4-5-20】複勝率37.5%がトップ。特に東京新聞杯【1-2-1-2】、阪神牝馬S【1-1-4-6】、関屋記念【1-1-1-2】の実績は要チェックだ。今回はそれぞれラヴァンダ、カムニャックとルージュソリテール、クランフォードが当てはまる。

一方で案外なのがヴィクトリアマイル組。【0-2-2-6】複勝率40.0%だが、平均人気2.7を考慮すると物足りない。過剰人気を疑う必要がありそうだ。

次に1800m組は【3-3-3-24】複勝率27.3%。6月の府中牝馬S3着以内馬は昨年3頭とも出走して【1-0-1-1】。差し脚質のラヴァンダ、前走追込だったカナテープが1、3着、先行脚質のセキトバイーストが大敗した。アイルランドTは末脚が求められるレースであり、逃げて府中牝馬Sを連覇したセキトバイーストは強調しづらい。ウイントワイライト、ミアネーロに注目だ。

最後に2000m組は【2-0-0-9】複勝率18.2%と苦戦。勝利した2頭はマーメイドSでの実績だった。クイーンズウォークはヴィクトリアマイル好走馬、2000m実績馬という両方の危険データに該当しており、今回は消しとしたい。

レコード勝ちの前走は高評価

◎ラヴァンダ
昨年は6月の府中牝馬Sで3着、アイルランドTで勝利とこのコースで活躍。今年も東京新聞杯2着、ヴィクトリアマイル0秒7差7着と東京で崩れていない。前走の中京記念では別定戦で1kg不利がある中、レコードタイムで勝利した。先週の東京は高速決着が多く、速い時計で好走できた経験はプラス材料。得意の条件に戻って、ヴィクトリアマイルで先着された相手にも逆転可能だ。

◯カムニャック
昨年のオークス馬で、東京ではフローラS勝利もある。今年の2戦はいずれもエンブロイダリー(GⅠ3勝)の2着。特に阪神牝馬Sではマイルの速い流れのなか、クビ差まで詰め寄ったのが高評価だ。

これまで挙げた4勝は全て1800m以上で、距離延長はこの馬にとってもプラスだ。秋華賞ではテンションの問題からか大敗しており、軸にはできないと考えるが、能力的にはラヴァンダと同等以上のものがある。

▲ミアネーロ
姉妹に重賞勝ち馬がいる良血馬。昨秋からパフォーマンスが良化して、新潟牝馬Sでは最重量の56kgで0秒4差の4着。今年の府中牝馬Sは14番人気ながら3着に入り、2着とはクビ差だった。前走の関越Sは他の上位馬より不利な牝馬55kgのハンデで3着。4着レイニングは次走毎日王冠でも4着に入るなどメンバーレベルも高かった。今回は斤量面の不利がなくなる。一発あっても不思議はない。

以下ニシノティアモ、ウイントワイライト、クランフォードまで印を回す。馬券は◎軸の馬連、◎◯2頭軸の3連複で勝負する。

▽アイルランドT予想▽
◎ラヴァンダ
◯カムニャック
▲ミアネーロ
△ニシノティアモ
×ウイントワイライト
×クランフォード

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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