牝馬限定重賞で複勝率54.2%、長距離GⅠでは割引 川田将雅騎手のプラス条件、マイナス条件
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牝馬限定重賞で複勝率54.2%、長距離GⅠでは割引 川田将雅騎手のプラス条件、マイナス条件

2026/10/09 06:00
東大ホースメンクラブ
川田将雅騎手のプラス条件,ⒸSPAIA

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アイルランドTにはカムニャックと参戦

今週の競馬は3日間開催で、中日の日曜日にはアイルランドTが行われる。昨年のオークス馬カムニャック、重賞3勝のクイーンズウォーク、連覇を狙うラヴァンダなど豪華メンバーが出走を予定している。中でもカムニャックは唯一のGⅠ馬で、上位人気が濃厚。2つ目のGⅠタイトルへ向けて、ここは弾みをつけたいところだろう。

そこで今回は、カムニャックとコンビを組む川田将雅騎手の「プラス条件」「マイナス条件」について、データを用いて検証していく。なお参照するデータは、特記のない限り2021年10月9日〜2026年10月4日の5年分とする。


牝馬限定重賞への強さ目立つ

川田将雅騎手のプラス条件,ⒸSPAIA


<川田将雅騎手のプラス条件>
牝馬限定重賞【15-9-8-27】
勝率25.4%/連対率40.7%/複勝率54.2%/単回収率109%/複回収率112%

前走中山・東京芝→今回京都芝【13-5-3-19】
勝率32.5%/連対率45.0%/複勝率52.5%/単回収率117%/複回収率91%

京都芝×新馬【11-0-7-16】
勝率32.4%/連対率52.9%/複勝率52.9%/単回収率109%/複回収率77%

中京芝2200m【23-2-2-16】
勝率53.5%/連対率58.1%/複勝率62.8%/単回収率124%/複回収率79%
※集計期間:2021年10月9日〜2026年10月4日

上位人気の騎乗が多い川田騎手はどうしても回収率が低く出やすいだけに、得意条件の狙い撃ちが不可欠となる。そのために役立つプラスデータを見ていきたい。

■牝馬限定重賞
2023年にリバティアイランドで牝馬三冠を達成するなど、牝馬限定重賞においてコンスタントに実績を積んでいるのがひとつ特徴。カムニャックには追い風のデータと言えるだろう。なお、24年まで同時期に開催されていた旧・府中牝馬Sでは、直近5年で3回騎乗して21年16着、23年7着、24年3着と勝利はない。

■前走中山・東京芝→今回京都芝
京都芝に騎乗する際は、前走場所に注目。中山・東京の芝レースを使われていた馬だと、単勝回収率は117%と優秀だ。重賞に絞っても【4-2-0-10】複勝率37.5%、単勝回収率97%、複勝回収率100%とやや数字は落ちるが、一定の水準を保っており、心強い。なお、騎乗馬の所属別に見ると、関東馬【1-1-1-2】複勝率60.0%、関西馬【12-4-2-17】複勝率51.4%と、騎乗数の差こそあるものの好走率に大差はない。

■京都芝×新馬
京都芝ではもう一つ、新馬戦も狙い条件に挙げられる。50%超の複勝率に加え、単勝回収率も109%とプラス域をマーク。特に2番人気では【4-0-0-1】と抜群だ。ただし1番人気の際は【5-6-0-8】と取りこぼしもあるため、人気=信頼度というわけではない点には注意したい。

■中京芝2200m
22年に13戦10勝、23年に11戦7勝と高打率を記録し、今年もここまで3戦して2勝を挙げている。特に中内田充正厩舎とのコンビでは【6-1-0-0】とパーフェクト連対。少し気は早いが、冬の中京開催に向けて覚えておきたい。


中山芝では妙味が薄い

川田将雅騎手のマイナスデータ,ⒸSPAIA


<川田将雅騎手のマイナスデータ>
菊花賞・天皇賞(春)【0-1-0-6】
勝率0.0%/連対率14.3%/複勝率14.3%/単回収率0%/複回収率27%

京都芝1400m【2-6-3-23】
勝率5.9%/連対率23.5%/複勝率32.4%/単回収率20%/複回収率50%

中山芝【12-8-7-46】
勝率16.4%/連対率27.4%/複勝率37.0%/単回収率66%/複回収率53%
※集計期間:2021年10月9日〜2026年10月4日

続いて、川田騎手のマイナスデータを見ていく。

■菊花賞・天皇賞(春)
長距離GⅠでは近年、好走が少ない点は注意したい。特に菊花賞では直近5年で4回騎乗して1番人気13着、6番人気12着、3番人気10着、2番人気2着。昨年こそエリキングで2着に好走したが、他3回は人気以下の二桁着順となっている。同期間の阪神大賞典では【0-2-2-1】複勝率80.0%と結果を残しているだけに、一概に長距離が苦手とは言い切れないが、人気馬に騎乗する際は慎重に評価する必要はありそうだ。

■京都芝1400m
前章では京都芝に関するプラスデータを挙げたが、例外となるのが京都芝1400m。他の距離と比べ、内回り、外回りを問わず数字が落ち込む。同舞台の重賞ではアヴェラーレ(23年スワンS、1番人気7着)、ママコチャ(24年阪神C、4番人気5着)と、騎乗馬2頭がいずれも上位人気ながら馬券圏内を外している。

人気別成績を見ると、1番人気【1-3-1-8】、2番人気【0-1-1-10】と、取りこぼしだけでなく凡走も目立つ。京都芝のプラス条件に当てはまる場合でも、芝1400mでは注意が必要だ。

■中山芝
勝率16.4%、複勝率37.0%と全体成績だけ見ると悪くない数字だが、平均人気が3.0に対して平均着順が6.0と人気ほど走れておらず、回収率も物足りない。なかでも、有馬記念の舞台でもある2500m戦では【0-0-0-10】と馬券絡みが一度もない。冬の中山開催が来たら思い出したいデータだ。

川田将雅騎手のプラス、マイナス条件,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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