【ジャパンダートクラシック】前走圧巻のイッテラッシャイが栄冠へ 複数の好データも後押し
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【ジャパンダートクラシック】前走圧巻のイッテラッシャイが栄冠へ 複数の好データも後押し

2026/10/07 06:00
菊池敬太
ジャパンダートクラシック過去10年からのピックアップデータ,ⒸSPAIA

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3歳ダート3冠の最終戦

7日(水)に大井競馬場でジャパンダートクラシック(ダート2000m・JpnⅠ)が実施される。ダート競走の体系整備に伴い、ジャパンダートダービーからジャパンダートクラシックに改称。新たな3歳ダート3冠の最終関門に位置付けられた。

史上初のダート3冠を狙うフィンガーをはじめ、3連勝で不来方賞を制したイッテラッシャイ、レパードステークスで重賞初制覇を飾ったチェリヴェント、3月のUAEダービーを勝ったワンダーディーン、王冠賞を快勝した大井のマロンソレイユなど、JRAと地方から実力馬が集結した。

まずは予想の前に、前身となるジャパンダートダービーを含めた過去10年のレース傾向を振り返っていく。

過去10年のジャパンダートクラシック勝ち馬,ⒸSPAIA
人気別成績,ⒸSPAIA


人気別では、1番人気が【4-1-2-3】で勝率40.0%とトップ。2番人気は【0-1-2-7】、3番人気は【1-3-3-3】。4番人気は【2-4-1-3】で連対率60.0%がトップとなり、複勝率は1、3、4番人気がいずれも70.0%で並ぶ。連対馬20頭中16頭が4番人気以内と、人気サイドの決着が多かった。

枠番別成績,ⒸSPAIA


枠番は8枠が2勝を含む8連対でトップ。6枠が2勝、5枠が1勝を含む各3連対。1枠と3枠が各2連対で続く。ほか4枠と7枠が各1連対。2枠は馬券に絡んでいなかった。

所属別成績,ⒸSPAIA


所属別では、JRAが連対馬17頭(栗東11、美浦6)と優勢。地方馬は船橋が2勝、大井が1勝だった。

実績面はJRAの連対馬17頭中12頭がダート重賞かオープンで勝利実績。また、連対馬20頭中16頭が前走で2着以内、前走1着馬が過去10年で7勝を挙げていた。

連対馬20頭の脚質は【逃げ4 先行8 差し7 追込1】。6年連続で勝ち馬が4コーナーで3番手以内だった。

ジャパンダートクラシック過去10年からのピックアップデータ,ⒸSPAIA


前走は圧巻の内容

◎イッテラッシャイ
持ち前のスピードを発揮して3歳1勝クラス、鳳雛ステークス、不来方賞を3連勝。特に前走の不来方賞は、肩鞭のゴーサインのみで最後は流しながら、春2冠の上位勢力であるロックターミガンに6馬身差をつける圧巻の内容だった。

勝ちタイム2分0秒9(稍重)は、コパノリッキーが2014年JBCクラシック(重)でマークしたレコードに0秒1差まで迫るもので、一戦ごとにスケールアップが感じられる。「ダート重賞勝ち馬」「前走1着馬」は前章で挙げた好データに合致しており、過去10年で連対数トップの8枠、前に行ける脚質もプラス材料だ。

コンビで4戦3勝の戸崎騎手が継続して乗れる点も心強い。ここでもスピードで他馬を圧倒し、ビッグタイトルをつかむ。

◯チェリヴェント
ダート転向後に3勝を挙げ、前走のレパードステークスで重賞初制覇。2歳ダート王者パイロマンサーを撃破したように、着実に力をつけている。好条件の「ダート重賞勝ち馬」「前走1着馬」にも合致している。

大井は初めてだが、前走のレースぶりからは直線の長いコース形態は合いそうだ。血統的には距離が延びても問題なく、スムーズに立ち回ればJpnⅠタイトルに手が届いてもいい。

▲フィンガー
羽田盃、東京ダービーの2冠を制覇。米国遠征した8月のGⅠパシフィッククラシックでは厳しい競馬になり、最下位の11着と不完全燃焼に終わった。直近6年の勝ち馬に共通する「4コーナーで3番手以内」という傾向は、先行するこの馬に合致する。帰国初戦のきつい臨戦過程になるが、春2冠で見せたパフォーマンスが発揮できれば偉業達成は十分に可能だ。

ほか、パイロマンサーは全日本2歳優駿の勝ち馬。海外帰り初戦となったレパードステークスはアタマ差の2着に敗れたが、1度使ったことで上積みが見込める。過去10年で2勝の1枠(勝率18.2%)、「前走で2着以内」とプラス材料もある。展開ひとつで上位に食い込んでもいい。

ロックターミガンは不来方賞でイッテラッシャイに逃げ切られはしたが、しぶとく脚を伸ばして2着を確保。同型との兼ね合いがポイントだが、自分のリズムで運べれば粘り込みが可能だ。

シルバーレシオはユニコーンステークスを制し、続く東京ダービーで2着に食い込んだ。休み明けにはなるが、前走よりも前に行く馬が多く、末脚が生きる流れになればチャンスは広がる。

ワンダーディーンはUAEダービーの勝ち馬。前走のケンタッキーダービーは8着だったが、元々国内では後の重賞勝ち馬とも接戦を演じていた。久々でも侮れない。

地方馬では、門別の王冠賞を制した大井のマロンソレイユに注目。前走の戸塚記念で2着に追い上げ、ポテンシャルの高さを示した。ダート3冠創設以降、地方馬の3着以内はないが、上積みが見込める今回は走り慣れた右回りで上位に浮上してもいい。

《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。

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