【日本テレビ盃回顧】ミッキーファイトが7度目の重賞制覇 危なげなく3馬身差の快勝

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
すんなりと3番手の外を追走
船橋競馬場で行われた日本テレビ盃(JpnⅡ・ダート1800m)は、戸崎圭太騎手が騎乗したミッキーファイトが勝利。単勝1.2倍と断然の人気に応えるとともに、7度目の重賞制覇を飾った。
霧雨が降るなかで9頭立てとなったレースは、戦前の予想通りに、スピードを武器に連勝しての参戦となった川崎のベアバッキューンが、最初の2Fを11.8-12.1(23.9)と持ち味のスピードを活かして楽にハナを切る。
その後は13.2-12.6-12.9とペースは落ち着いて1000m通過は1:02.6。前走の帝王賞で連覇を果たしてGⅠ級競走3勝目をマークしたミッキーファイトはすんなりと3番手の外という理想的なポジションからレースを進めることができた。
レース後半800mは12.3-12.4-12.5-12.3とほぼ同じラップが刻まれたが、ここまで示してきた能力、地力を考えるとミッキーファイトにとって楽な展開だった。残り400m標識に差しかかるところでベアバッキューンの鞍上の手が動き始めたのに対し、ミッキーファイトは馬なりのまま直線へ。残り200mで先頭に立つと、最後こそ戸崎騎手の手が軽く動いたが、後続に3馬身差をつける横綱相撲だった。
勝ちタイムは1:52.1(不良)。秋の始動戦としては文句なしの内容で、大舞台での活躍を期待してもいいだろう。
重賞初挑戦ながら2着
2着に入ったのは4番人気のテーオーマルコーニ。前走3勝クラスの桃山Sを勝利しての参戦でこれが重賞初挑戦だった。2番枠から外にミッキーファイトをみる形で道中は4番手をロスなく追走した。
直線では進路が開かずに外へと持ち出すまでに手間取ったものの、平安SとプロキオンSの重賞2勝、2着も3回というロードクロンヌや、今年の川崎記念を制しているカゼノランナーに先着した内容は評価できる。着実に力をつけてきており、今後ダート中距離路線で活躍してくれそうだ。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
テーオーマルコーニからは1馬身半差の3着に敗れてしまった2番人気のロードクロンヌは、道中5番手からのレース運び。最後は伸び切れなかったが、休み明けということを考慮すると格好はつけたと言っていい。
さらに遅れること2馬身差、4着だった3番人気のカゼノランナーも同様。こちらはベアバッキューンを行かせて2番手から運び、4角では早めにミッキーファイトに並ばれる形となって直線では脚色が鈍ったが、一度使われたことで次走はさらに良化するはずだ。
《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。
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