【皐月賞】東スポ杯2歳S勝ち馬パントルナイーフ、GⅠ馬ロブチェンは消し ハイブリッド式消去法

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5つのデータから絞れた馬は?
日曜の中山メインは皐月賞。先週の桜花賞に続き、今度は牡馬のクラシックが開幕する。カヴァレリッツォ、ロブチェンのGⅠ馬2頭を筆頭に、リアライズシリウス、パントルナイーフ、グリーンエナジーなど重賞勝ち馬が多数参戦予定だ。
いつも通り過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。フルゲート18頭に対し21頭の登録があり、アスクイキゴミが回避予定、オルフセンとサイモンシャリオが除外対象となっている。残る18頭を対象に進めていく。
『前走3着以下』×『父サンデーサイレンス系』★0.0%★
まずは例によって前走の結果がよくなかった馬から削る。今回の標的は「前走3着以下」【1-1-2-55】複勝率6.8%。昨年の勝ち馬ミュージアムマイルなど馬券圏内への巻き返しは4例あるものの、父がサンデーサイレンス系の馬に限っては【0-0-0-27】と全滅していた。
いきなりGⅠ馬ロブチェンを含む4頭が消去となった。共同通信杯組は近年の皐月賞で好成績だが、その3着以下馬は【0-0-1-5】。共同通信杯3着から臨むロブチェンはデータ的にあまり強調できない。
【今年の該当馬】
・アドマイヤクワッズ
・サウンドムーブ
・サノノグレーター
・ロブチェン
『前走がスプリングS』×『栗東所属騎手』★0.0%★
続いて、この頃存在感が低下しているスプリングS組について。その成績は【1-0-1-33】複勝率5.7%で、18年エポカドーロ以外には連対馬が出ていない。昨今は本番までの間隔を長めにとれる前哨戦が重宝されるようになり、施行時期が遅いスプリングSはメンバーが集まりにくくなっている。
スプリングS組のうち、栗東所属の騎手が騎乗したケースは【0-0-0-14】。ステルヴィオの2番人気4着が最高着順で、それ以外は7着以下に沈んでいた。
アクロフェイズ(西村淳也)とアスクエジンバラ(岩田康誠)の2頭がここで脱落した。アスクエジンバラはこれがキャリア8戦目。キャリア6戦以上の馬【0-1-0-36】というマイナスデータにも抵触している。消して大丈夫だろう。
【今年の該当馬】
・アクロフェイズ
・アスクエジンバラ
・(サウンドムーブ)
『前走が重賞でない』×『OPクラス連勝中の馬以外』★0.0%★
もうひとつ、前走で使ったレースに関して。前走が条件戦、あるいは若葉SやすみれSなど「重賞以外」だった馬は【0-1-0-40】複勝率2.4%。単純に力不足であるケースが多く、この時点でほぼ消してもいいくらいの不振だ。
唯一の好走例は若駒S→若葉Sと着差をつけて連勝中だったヴェロックス。つまりOPクラス連勝中の馬を除くと【0-0-0-39】と沈黙していた。
重賞以外をステップに出走してくるのはマテンロウゲイル、ラージアンサンブル、ロードフィレールの3頭で、いずれもOPクラス連勝には該当せず。揃って消去となった。
【今年の該当馬】
・マテンロウゲイル
・ラージアンサンブル
・ロードフィレール
『中9週以上』×『前走3番人気以下』★0.0%★
次に出走間隔に注目する。前走から中9週以上の間隔が空いている(=共同通信杯より前のレースから直行する)馬は【3-3-2-28】複勝率22.2%とまずまずの結果を残している。
ただし、好走した8頭には「前走時点で2番人気以内」という共通点があった。前走3番人気以下だと【0-0-0-12】と振るわない。
東スポ杯以来、5か月ぶりの実戦となるパントルナイーフ、ホープフルSから直行するフォルテアンジェロがここで消去。パントルナイーフは当初予定されていた弥生賞をフレグモーネで回避しており、その影響が気になるところだ。
【今年の該当馬】
・パントルナイーフ
・フォルテアンジェロ
『ノーザンファーム生産馬』×『前走馬体重479kg以下』★4.5%★
最後に定番の生産者ネタ。今回は天下のノーザンファーム生産馬にまつわる消去データを紹介する。
過去10年でノーザンF生産馬の成績は【6-6-4-56】複勝率22.2%。率はズバ抜けて優秀というわけでもないが、連対馬の過半を占めているわけで、量では他を圧倒している。
ところが、前走時点で479kg以下とやや小柄な馬に限ると【0-0-1-21】同4.5%と急激に数字が悪化する。ノーザンF生産馬はサイズでふるいにかけよう。
このデータできさらぎ賞勝ち馬ゾロアストロ、弥生賞勝ち馬バステールがアウト。どちらもあまり器用ではないタイプで、中山の18頭立てという条件が歓迎とは言い難い。
【今年の該当馬】
・(アクロフェイズ)
・ゾロアストロ
・バステール
・(フォルテアンジェロ)
5つのデータを終えて、残るのはアルトラムス、カヴァレリッツォ、グリーンエナジー、ライヒスアドラー、リアライズシリウスの5頭となった。
特に1頭注目馬を挙げるなら、朝日杯FS勝ち馬のカヴァレリッツォ。今回は距離に対応できるかが焦点となるが、父サートゥルナーリアは中山芝2000mのGⅠを2勝、有馬記念でも2着がある馬。母父はハーツクライ、2代母バラダセールからは菊花賞3着馬サトノフラッグが出ている。少なくとも血統面からは、2000mがダメという印象は受けない。
推奨馬券は馬連ボックスとする。先週はスターアニス、ギャラボーグら4頭が残って馬連15.7倍をゲット。大阪杯から2連続的中となった。皐月賞も仕留めていい波に乗っていきたい。
《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。
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